便秘や下痢が続いたり、痛みや出血が頻繁にあったりとお腹の調子に不安を感じている人もいることでしょう。しかし元々便秘しやすいから、下痢しやすいからと、自分の症状を軽く考えてしまう人も少なくないかもしれません。確かに体質は人様々のようですが、それらの症状の影に大きな病気が潜んでいる可能性がないとは言えませんよね。時には自分の体ときちんと向かい合うことも大事なのではないでしょうか。
大腸内視鏡検査は腸の病気を発見するための検査の1つですが、この検査を受けた経験を持つ人はどれくらいいるのでしょうか。全国の男女100名にアンケートを取ってみました。
【質問】
これまでに大腸内視鏡検査を受けたことがありますか?
【回答数】
ある:27
ない:73
健康だから必要ない!検査を受けるのは大変そうだし…
アンケートの結果、7割以上と多くの人が大腸内視検査を受けたことがないと回答しました。
- 今まで職場で健康診断をやったこともないし、大腸に何か異変を感じたこともなく健康だと思っているからです(20代/女性/パートアルバイト)
- いたって健康なので、大腸内視鏡検査を受けるきっかけが全くありません。
(30代/男性/会社員) - 絶食と下剤と、ほぼ一日丸々拘束されるので、今のところ検査は受けていない。(40代/女性/無職)
- 内視鏡検査すること事態が得意ではないので、やりたくないから。(20代/男性/学生)
自分を健康だと確信している人は大腸内視鏡検査を受ける必要がないと考えるようです。大腸内視鏡検査は自覚症状がはっきりある人や、健康診断等で異常と診断された人だけが受ける検査と認識しているのではないでしょうか。病気の予防や早期発見のための手段とは捉えられていない様子が窺えました。
また絶食や下剤を使う必要があるから、検査が得意でないから受けたくないという回答も見られました。生活に制限が伴うことに面倒を感じたり、受けたことのない検査に不安を感じることには頷けますよね。しかし、大きな病気をすると生活により大きな支障がでるでしょうし、治療によっては大変なこともあるでしょう。入院や治療の大変さに比べれば、検査の手間は大したものではないかもしれませんね。
健康診断でひっかかった!年齢や遺伝で不安を感じた人も。
検査を受けたことがあると回答した人は、約3割でした。
- 会社の健康診断でひっかかって、精密検査を勧められたので仕方なく受けた。
(40代/女性/専業主婦) - 検便でひっかかり、大腸内視鏡検査を受けるように指示があったので、受けました。
(40代/女性/会社員) - 親が以前大腸内視鏡検査でポリープが見つかったため不安になり検査を受けました。(40代/男性/自営業(個人事業主))
- 年齢が高くなると、大腸ガンの危険性が高まるためです。不安があるなら受けた方がいいです。(40代/女性/自由業・フリーランス)
会社の健康診断や検便で異常と診断されたからという回答が見られました。精密検査の指示を受けたり、勧められたりして大腸内視鏡検査を受けた様子が窺えます。普段から自覚症状がなかったり、症状を深刻に捉えていなかったりしたのではないでしょうか。大腸内視鏡検査は必要に迫られて初めて受ける検査と考ているようです。
一方で身内が大腸の病気をしたことがあるから、年齢的に大腸ガンが心配だからという意見もありました。自発的に検査を受けたと言えるでしょう。健康に対する意識が高いのかもしれません。もし病気があったとしても、早期発見なら簡単な治療方法や短い入院で済みそうですよね。
大腸内視検査の経験者は少数派!検査の大事さの再認識を!
アンケートの結果、大多数の人が検査を受けた経験がないことが分かりました。健康だから必要ないと考えたり、検査に面倒や抵抗を感じたりする様子が窺えました。一方で検査を受けた経験を持つ人も、健康診断や検便で異常と診断されたからとう意見と、遺伝や年齢的な要素を心配して自発的に受けたという意見に分かれていました。大腸内視鏡検査を自ら受けようと考える人は少ないと言えるでしょう。
大腸の病気は自覚症状なく進行することや、健康診断や検便だけでは見つからないこともあるようです。もし不安な症状や要素があれば、大腸内視鏡検査を受けてみてはいかがでしょうか。早期発見を心がけることで、より健康的な生活ができそうですよね。
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■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年02月02日~2016年02月16日
■有効回答数:100サンプル
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